Run As Ntのぺえじ

たぶん最終更新: 2003/01/01

Run As Ntとは、Windows 2000以降のOSで標準搭載されているRunasサービスのWindows NT移植版で、現在ログイン中のユーザとは別のユーザ権限でアプリケーションを起動させるための仕掛けです。Unix互換システムでは "su" (Switch User) とか "sudo" (SuperUser Do) が最も近いコマンドです。

Windows NTには各プロセス毎にどのユーザ権限をもって起動させるかを決められる機能がカーネルに備わっているのですが、Microsoftの怠慢その他の理由により使いこなされていません。
たとえばアプリケーションのインストールなどにはAdministrators（管理者）の権限が必要になることがよくありますが、当然のことながら常日頃から管理者権限は必要ありません。普段はUsers（一般ユーザ）のみで十分なはずです。従って必要時のみ管理者権限をオンにするための仕掛けが必要になってくるはずなのですが、そのためのAPIが用意されていながらそれを使うためのコマンドがありませんでした。

そのためWindows NTでは常識的に日頃から一般ユーザにAdministrators権限を割り振ったり、ともすればAdministratorそのものでログインしてしまっていました。それがNTの文化といえばそうなのですが、これではウイルスの温床と言われても仕方がありません。これを打開すべくRun As Ntを開発したっつーわけです(ﾟДﾟ)ﾑﾎ

動作環境

Windows NT3.51以降の環境で動作します。2000でもXPでも一応動くことは確認しました。

使い方

同梱のテキストを読むべし。

ダウンロード

ver0.001（まだサーバ部分だけ。添付のtxtに使い方があるぞ） バイナリ ソース
ver0.002（とりあえずクライアント部分も入れた） バイナリ ソース
ver0.003（0.002でのMFCのリンクミス修正） バイナリ ソース
ver0.004（いろいろ機能追加） バイナリ ソース
ver0.050（インストーラパッケージにしました） セットアップ付きバイナリ セットアップ無しバイナリ ソース
ver0.060（シェル拡張を追加しました） セットアップ付きバイナリ セットアップ無しバイナリ ソース README

174さん作成のGUI版 バイナリとソース

Windows Installerがない人はこちら→ instmsiw.exe

使用・配布他

RunAsNt は GNU General Public License (GPL) Version 2 に従って配布されています。プログラムのソースコード、コンパイル済みバイナリ、インストーラパッケージのいずれも、改変を行なわない限り再配布自由です。

詳しくは GPL原文 または 日本語訳 をお読みください。

なお、テスト・バグ報告・ドキュメント作成他は以下の関連スレッドによろしくおながいします。あ、あと誰かアイコン作ってくれ(w

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